不安がいっぱい、娘とのシンガポール旅行

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海外で休日を楽しむ!家族と私の海外の過ごし方

娘とのシンガポール旅行

娘との初めての海外旅行はシンガポールでした。良く晴れたゴールデンウィークの2日目、私と当時中学3年生だった娘は羽田空港の国際線にいました。心配性な私は楽しみ40%、不安60%な気持ちでだいぶ早い時間に到着して、広い空港内をうろうろしたり、自作の旅のしおりとにらめっこをしながら搭乗を待っていたことを覚えています。義務教育も終わるし海外にでも行ってみよう!という私の思いつきと、初めてだし治安の良さそうなシンガポールにしよう!というありがちな理由に娘を巻き込んだ形で旅が始まったのです。

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初日はユニバーサル・スタジオ・シンガポールへ行きました。午後からはマリーナベイに移動してマリーナベイ・サンズの上から街を眺めたり、マーライオン前ではしゃいだり、本場のシンガポールチキンライスを食べよう!と定番コースです。ぷりぷりに蒸された鶏肉の美味しさはもちろんですが、つけダレがとても美味しかったです。ご飯にかけて食べたらまた絶品でした。夕食はバクテーのお店に行き、スープを何杯もおかわりして楽しみました。

2日目はシンガポール動物園に行くことにしました。ゆっくり動物を見たかったのでツアーの申し込みをせず広大な敷地を徒歩で見て回り、気づいたら閉園時間になっていたくらい堪能することができました。夕食は友人おすすめのお店にということでタクシーでプラウン・ミー専門店に行きましたが、こちらも箸が止まらないくらい美味しくて、旅行から数年経った今も食べたいねと娘との会話で出てくる思い出の味です。

プラウン・ミー専門店で食事を摂っていた時、お店の中でコウライウグイスという黄色い鳥が何羽も店内を自由に飛びまわっていたのに誰も気に留めず、みなさん当たり前のようにラーメンをすすり続けていた光景が面白く感じました。店員さんも気にしておらず、鳥も人も同列にいるように思えて温かい気持ちになりました。

スコールについては多少勉強していましたが、すぐに止むと聞いていたのでタオルと折りたたみ傘だけ準備していました。しかしその日は現地で暮らしていた友人でも今日はおかしいと口にするほどにいつまで待っても止まない激しいスコールに、このままで何もしないまま閉園になってしまうと動物園内でレインポンチョを買ってどしゃ降りの中を歩くことにしました。その状態で熱帯の気候の中を歩き回った3人は見事に蒸され、レインポンチョを着た意味がないくらい中もぐっしょり濡れてしまっていたのが無償に面白くなって笑い合ったことを思い出しました。

シンガポールは優しい人が多い、特に日本人に優しいと聞いたことがありましたが、現地に到着してすぐに実感することができました。入国審査でドキドキしながら真っ白なパスポートを差し出したときに、素敵な笑顔でHave a nice day!と声をかけてくれたのです。それ以外でもホテルまでの送迎バスの中で案内をしてくださったガイドさんは流暢な日本語でジョークを交えながら終始明るく楽しくシンガポールについて教えてくださったり、ホテルの人たちも目が合えばニコニコしながら手を振ってくださったり、声をかけてくださったりとどこに行っても優しい人たちばかりでした。

シンガポールは治安が良いので旅行中に怖いと思ったことはありませんでしたが、困ったことといえば英語が得意ではないため通じない場面が何度かあり、時には娘のほうが上手く切り抜けたこともありました。本当はMRTで移動することも検討していましたがあの調子では苦労したと思います。友人と一緒にタクシー移動できて助かりました。日本人旅行者が多い国ということで英語の勉強をせず、甘く考えていたのは失敗だったなと反省したことです。

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